「うたの日」を続けられなかった話
8月の終わりに短歌をはじめた。
はじめた経緯についてはこの記事に書いた通り。
「うたの日」とはインターネット上での歌会を模したサービスだ。
毎日投稿を目標として、半月ほどは順調に続けていた。
ところが、この調子でコツコツと続けようと思っていた矢先、このサービス上で乗っ取りの被害が相次いだのである。
自分の名を使われて投稿されること、または意にそぐわない主張をされること、点を落とされることはさぞかし悔しかったことだろうと思う。
しかしわたしにとっては何よりもレズビアンを差別するような言葉、振る舞いが許せなかった。
更にサービスの外の話になるが、これを非難する人たちを「フェミ」と呼び嘲る言葉もちらほらと見られた。
なにかを主張するとき、なにかを批判するとき、はたまたなにかを馬鹿ににするときついでのように馬鹿にされる、「フェミニズム」って何なのだろう。
どういう主張をしているかも、「フェミニスト」であること、(或いは自身の権利を主張すること)それだけで思考停止した嘲笑が許されるのか。
本来であれば自身の作品をもって、こういったものと戦うことができればよいのだが、短歌に於いてはまだ力が及ばない。
かといって見過ごして投稿を続けることはどうしても出来なかったのである。
そんな訳で、はじめてから1ヶ月弱、下記の歌を最後に「うたの日」への投稿をやめた。
わたくしをE(いー)ちゃんと呼び眠る娘(こ)を磔にした市の美術館
— 菊池いいこ (@xxtu_utxx) September 13, 2018
『 美 』 菊池いいこ #うたの日 #tanka https://t.co/ZwNVsUJZoR
もう少し、体力をつけたころに、また作品として何かを残せればよいと思っている。