「現代詩に行き詰った」そんな気がして落ち着かない。香川の誇る大先生菊池寛記念館の真下でぐるぐるしていてもちっとも恩恵には預かれない。投稿してもひっかからないし、そもそも発売日に文芸誌が書店に並ばないのでシーンに乗れてないようで焦る。ところで、先刻からぐるぐるしている菊池寛記念館の真下は市立図書館である。
俳句を遊べ!: コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!Vol.1 (小学館SJ・MOOK コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ! Vol. 1)
手に取りたるは『俳句を遊べ!』。
ふむ、ちょっと俳句やってみるか。詩がどうにも行かないときに、手遊びに短歌をやると気分がいい。俳句もそんな気晴らしになればいい。
で、読後。
bookmeter.com
>本書曰く「俳句に自意識はいらない。自意識は短歌。」
わたし、俳句だめなのでは?
自意識出しちゃうとよろしくないってのが、絶対にひっかかる。きっと。
ともかく何もなしにつくるのも心もとない。
NHKローカルの番組、『四国おひるのクローバー』内に「夏井いつきのムービー俳句」なる準レギュラーコーナーがある。俳句のコーナーとは、さすが俳句の聖地愛媛の松山放送局。
(※動画のみ)
この動画をみて詠んだのがこれだ。
引っ越しの街春の海近き街
てのひらは捜索す強東風の色
砂場に落ちていてバレンタインデー
蒲公英は西洋でよしとはマツコ
さかさまのミモザ美容師ふるる耳
今回はどれも落選。
なんというか。饒舌さというか、饒舌すぎて17文字に収まりきっていない。ゆえに詩として物足りない。
まだまだ勉強の余地ありですね。